【旅のにおいのする、ごちそう】諸国空想料理店 高山なおみを読んで
日本に暮らす私は時々思い出す。
景色を、においを、音を、肌触りを思い出すと、うずうずしてきて料理を作る。
この本は、NHK今日の料理にも出演している、料理家の高山なおみさんの処女作です。
コリアンダーやら、カルダモン、クミンなどのスパイスを私はこの本で初めて知りました。
この本を一度読んだ後、買ったクミンパウダーは、野菜炒めなんかの匂い付けに使用したりするので、今でも現役です!
香ばしい香りが広がって、いつもの料理が少しだけ変わる気がするのです。
美味しそう、作ってみたいレシピもちょこちょこ載っていて、食べたいなー飲みたいなー、作ってみたいな!と、うずうずしてきます。
本に載っていた、作りたいな、食べたいなーって思ったのを書いておこうと思います。
- アフリカ大餃子(大きさと卵のとろーりな感じが、とても美味しそう)
- アラビアンコーヒー(カルダモン+お砂糖+コーヒー)
- トンファン(沖縄料理 豚飯と書く宮廷料理)
- チベタンモモ(ネパール 大きさも名前もかわいい餃子)
- チキン・ビリヤニ(インド スパイスの効いた炊き込みご飯)
- アドボ(フィリピンの煮込み料理)
- メキシコ風ココア(ホットウォーター+ココア+お砂糖)
- サンバルソース多めのナシゴレン(インドネシア、マレーシアの焼き飯)
- アイスクリーム(載っていた卵を入れるアイスクリームは「アイスクリン」というらしい。簡単そう‥)
はーあ、おいしそう。
あと、高山なおみさんが、初めて外国(ペルー)に行った時のお話で、
前に私、初めて台湾に行った時のことを思い出しました。
なおみさんは、初めての外国、清潔に整った東京とはまた違う、ペルーにツアーで行った後、
今度は自分でバリ島に行って、ペルーの時に行けなかった屋台(添乗員さんにダメと言われてペルーの時は行けなかった)に行って、
現地の風を感じたり、人と触れ合ったり、バリ島のなまなましい情報の全部を感じる、という経験をされたようです。
そんな経験全部が、料理に生きているんだと思いました。
私、台湾行ったはいいのですが、添乗員さんにダメと言われたわけじゃないけど、あまりの八角の匂いと雰囲気にやられてしまって、結局夜市に行かず、ホテルでのんびりしてしまったのです。
旅行にせっかくきたのなら、勇気と元気を出して、その国の情報を感じられる限り、感じておくべきだったな、と思いました。
現地のツアーのガイドさんは話上手で面白かったし、色々な場所に行けたので満足はしていますけどね!
旅行という切り口以外でも、台所、お祭りのご馳走など、料理について、いろんな視点から書いてあるので、
旅行したくなったり、多国籍なレストランに行きたくなったり、普段使わないスパイスを買いたくなったり、毎日立つ台所が愛おしく思えたりする、
そんな一冊だと思います。
カルダモンパウダー、買っちゃたし、
今からコーヒー沸かして、”アラビアンコーヒー”つくろうかな。
読んでいただき、ありがとうございました。
ほっと一息入れて今日も頑張ります!