【初期研修医向け】救急ローテ おすすめ本/書籍/サイト/動画
当直・救急ローテ。今も昔も研修医の登竜門的立ち位置。
とっさの判断・指示出しなどスピード・すばやいカルテ記載が求められる現場でもあるのですが、いつまでも怖いですよね。救急って。
今回はそんな救急ローテに役立てばと思って購入したり、先生からおすすめされた本・サイト・動画などをまとめてみました。
- 研修医当直御法度 寺沢秀一
- 救急外来 ただいま診断中!坂本壮
- できる救急外来:カルテを使えばうまくいく 天沢ヒロ
- 日々是よろずER診療 泊慶明
- 総合内科病棟マニュアル
- 当直医マニュアル
- ケアネットTV Dr林の笑劇的救急問答
- 亀田総合感染症ガイドライン
研修医当直御法度 寺沢秀一
救急といえば!この本というくらい、有名な本。
最初にひやっとする症例、やりかねない症例が載っていて、そのあとはポイントがまとめられています。外伝もおすすめ。外伝についてはこっちで感想を書いてます。
救急外来 ただいま診断中!坂本壮
救急センターに転がっている率が高い1冊。
読みやすいです。読み物として隙間時間に読むのがオススメな一冊。
挿絵の外人さんの写真の面白さはダントツなんじゃないかと思います。笑
女性版もあるみたいなんですが、まだ未読です‥!
各種スコア・気をつけることまで載っていて、実践的で使いやすいのは↓こっちかもしれないです。スコアがしっかり書いてあってこの疾患が来たら何に注意しないといけないのかわかる・どうしてこの検査まで出すのかなど、わかりやすいのがオススメ。
あたりまえのことをあたりまえに救急外来 診療の原則集 坂本壮
できる救急外来:カルテを使えばうまくいく 天沢ヒロ
医学生時代から天沢先生の本にはお世話になっています。読みやすくってわかりやすいのです。
電子カルテのすばらしい機能の一つに例文登録機能があるのです。
たとえば、主訴“胸痛”であった時に聞くこと、出す検査などってだいたい決まってくるのです。それをこの本をみながら初めのうちに、カルテに登録しておくと‥アイツ意外にできるやつ!?と思われちゃうかも。笑
日々是よろずER診療 泊慶明
初めての当直は不安も多くって、風邪の人も怖くて帰せなかったりします。
そんな私もだいぶ慣れてきました、ちょちょいのちょい‥っていう時期に足元を一番すくわれるのです。油断しているアナタにオススメ。
ERで研修中に先生にオススメされ知った本です。ひやっとする場面が集まっています。ブログも参考になります。読むと気が引き締まります。
case-report-by-erp.blog.ss-blog.jp
総合内科病棟マニュアル
内科当直の時は持っておくと何かと便利かもしれないです。病棟マニュアルだけど一通り色々な疾患の初期対応から病棟での対応まで書いてあります。調べやすさはピカイチなのかなと。病院ごとでどこまで救急センターで研修医がタッチするかは違うと思うのですが、入院してこういう治療するはずだから救急センターで検査はここまで出しておくといいかな、など見通しを立てる点では使いやすいのかもしれないです。
当直医マニュアル
最初の当直の日に全く何も準備していなかった私に2年目の先生が貸してくれた思い出の一冊。今は買って持ってるんですが、ポケットに入る・最低限の検査や治療が書かれているのがいい点。気をつけるポイントだったりは足りないかもしれないですが、救急でよく見る疾患についてまとまっているのが素敵な一冊です。
ケアネットTV Dr林の笑劇的救急問答
めちゃくちゃオススメです。わかりやすいし、疲れてても笑いながらしかも勉強になる!症例(ギャグをまじえた寸劇)→つぎにポイント解説講義の順で構成されているので、力をいれずに見ることができます。隙間時間にたまーにみております。
救急はいるの不安で仕方ない新1年目の先生方には特にオススメかもしれないです。外科の縫合〜よくくる腹痛・胸痛の鑑別など。みておくと、どんなことを問診で聞かないといけないのか・どこがポイントなのか頭にすっと入ってくると思います。
亀田総合感染症ガイドライン
インフルエンザから胃腸炎までどんな説明をしたらいいのか、何がポイントなのか、重症はどんな患者さんで返してはいけないのはどんな人なのかなど。かなりシンプルにまとまったガイドラインたち。病院で救急でのおおまかなガイドラインがある病院は多いとは思うのですが、やっぱり有名病院はすごいですね。抗菌薬は病院ごとで違うと思うのですが!オススメです。
小児科の当直はまだ入ったことがなくって不安な私。
来年度小児科もローテするのでその時にしっかり学ばないとですね。
また更新します!(予定!)
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お久しぶりです。最近話題の新型コロナ。感染症の青木先生のブログの写真が印象的だったワタシです。医療機関へのアクセスの良さが日本の医療の良さでもあるけれど、ある意味それが枷になっている‥。ひしひしと感じます。どうなるのかな。
救急は最前線なので、やっぱり‥怖くないっていうと嘘になるのです。とにかく感染対策!ですね。手洗い、手洗い、うがい‥手指衛生!
まだまだな私ですが、精進します。
それでは!読んでいただき、ありがとうございました。