医学生と、本棚

医者4年目(後期研修医(専攻医))がゆるく書いてるブログ。(ゆったり更新中)

【研修医への準備】泣くな研修医、医学生・若手医師のための誰も教えてくれなかったおカネの話を読みました。

今日紹介するのは、現実的な2冊。

泣くな研修医

この世はこんなにもやるせない哀しみに満ちている。

そして医者には、そこでできることなんてほとんどないんだ。

著者は”医者の本音”作者の中山先生。小説はデビュー作だそうです。

内容は、研修医なりたてホヤホヤの一年目ドクターの成長物語。

この間読んだ知念先生の本と比べると、現実的な部分をより表現されている感じがしました。(病院から帰れない‥とか)

そして、主人公の先生が、本当に真面目。性格もなんだか似ているので、自分と重ねてしまって‥私は多分来年こんな感じで働いて(受かっていれば笑)、上の先生からこんな感じに怒られて、落ち込んで‥ていうのがリアルに想像できてしまいました。

東京のドクターの激務やお金の話なんかもチョロっと入っているのがリアルで、私からするととても面白かったです。意外かもしれないんですが、都会の研修医の方が給料はカツカツなのです。(家賃も高いから‥なおさらカツカツですね)研修医の段階で離島や僻地へ行くと、給料ってかなり高額になるのです。病院探すときに初めて知りました。それだけ医師不足が深刻ってことですよね。

 最後はほろりと泣いてしまいました。うーん最近涙もろいです笑

研修医生活、リアルに想像してみたい方は読んでみると面白いと思います。 

泣くな研修医

泣くな研修医

 
医者の本音 (SB新書)

医者の本音 (SB新書)

 

 

 

そして机に転がっていたこの本もサラッと読みました。(多分親が置いていったのかな、読めってことですよね‥笑)

医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話

 著者は日経メディカルで医師のためのバリュー投資戦術という記事を連載されている、DrK先生。お金の話がまとめてありました。

medical.nikkeibp.co.jp

勤務医×個人投資家って‥。すごすぎます!でも医学生から結構株やら投資の世界に足を踏み入れて利益を出している人ってまあまあ聞くので、珍しくはないのかもしれないですが‥。どんだけ頭いいんだろう‥。サラッと読むと、副業のススメも書いてあったり‥今の時代は色々考えないといけないんでしょうね。まあ研修医はバイト禁止なので勉強に専念しようと思っているのですが‥。

今日、タイムリーに医師賠償責任保険、所得保険について話をしに行った私。医師賠償保険って聞き馴染みない方いらっしゃると思うので説明すると‥最近医療訴訟のニュース沢山あると思うのですが、万が一自分が関与してしまった時のための保険です。医療ミスで訴えられた場合の保険ですね。

研修医って考えてみると一番何かやらかして訴えられる率ってとても高いと思うのです。まだ患者さんとの付き合い方も、上の先生との付き合い方も、働き方さえも‥よくわかってないので。だから、医賠責は確実に入る!と決めてるのですが‥その他の保険がもうよくわからない。

医師ってだけで色々入らされちゃって、貧乏になってしまった先生、結構いるようなので‥。この本以外にも色々ネットやらで調べてみたのですが、個人で書いている人と保険屋さんとでは書き方が違うというか‥。うーん、難しい。もうすこし調べて、考えます。

医師になってからの保険や出費、勤務医がいいのか開業医がいいのかなど、キャリアのこと、資産運用の仕方であったり、色々な視点から書かれているので、気になる方は読んでみてはいかがでしょうか。

医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話

医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話

 

 

―――

今日は現実的な2冊、読んでみました。

医師としての働き方とか、今後どうやっていくとか‥結婚やら家やら含めて考えるタイミングに差し掛かっている私。

引っ越しもするので、住所変更の手続きを地道に進めていて、昨日は銀行行ってきたんですが、保険の話ばかり振られる。まあ時期的にしょうがないんですが…自分である程度、勉強しとかないと不安です。というか、合格しているのかも、まだわかんないのになあ。つくづく不安定。無事働きたい、でも働きたくない!‥葛藤しております。そんな時に他の学部に行ってもう働いている友達の存在は本当に大きいです。相談してみよ!親にも相談ですね。

なんだか真面目な記事でした。それでは引っ越し作業頑張ってきます。

今日も読んでくださりありがとうございました!