【心電図】おすすめの本、勉強法
※初学者向けです!
心電図の勉強を初めてがんばろうとした時、意味わからなさすぎて、かなり苦労しました。なんなのだ、このふにゃふにゃな線は!!?
そんな私が、6年生になった今、どの順番で勉強した方が良いかを自分なりに、考えてみました!
1:図解心電図テキストを読む。
図解心電図テキスト―Dr.Dubin式はやわかり心電図読解メソッド
- 作者: デイルデュービン,Dale Dubin,村川裕二
- 出版社/メーカー: 文光堂
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 単行本
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1〜2時間もあれば読めてしまう、かなり易しく書かれた本です。しっかりした表紙なのもあり、ガチの医学書っぽくて警戒しますが、中身は絵本です。なので、活字が苦手な人も簡単に読むことができると思います。中身のイメージはこんな感じ↓です。雑笑!上段が絵、下段が解説という構造になってます。
わかりやすさを感じてもらうために、本書から少し引用させてもらいますね。
以下は本書第4章の心拍数の読み方のページに記載されている文章です。
スタートとするR波を見つけます。次の太い線から順番に300、150、100となります。300、150、100のうしろは75、60、50とつづきます。もう一度、声にだしてください。面倒くさがらずに。はい、よくできました。
先生!優しすぎやしませんか?とてもわかりやすいです!!おぼえやすい!
このしっかりした装丁でかつ、実際に授業を受けている気持ちで読める本って、他探してもなかなかないと思います。
個人的にはこの本の最後に付いている付録、まとめノート的な感じのが付いているのですが、試験の時ちょくちょく読み直したりするのに、とても便利でした。
和訳された本で6版目、原著で更新、改定され50版もでている本なので、信頼できる、持っておいても損のない、一冊だと思います。
心電図を読むのに基本となる知識を、基礎から楽にインプットしたい方、オススメです。
2:Qbアシストの動画を見る。
30分あれば見ることができる、医師国家試験用のクエスチョンバンクを購入している人なら見ることのできる動画です。
検索の所に「心電図」といれると、心電図の解説動画をみることができます。他のサイトやyoutube等、色々確認してみましたが、医師国家試験を受ける人であればこの動画が一番わかりやすく、ムダのない講義になっていると思います。
他の動画の授業だとどうしても、心電図以外のことも同じ動画内に入っていたりして、心電図の所だけをみる!というのがなかなかできないのです。さらっと、で終わっていることも多いし。また不整脈なども別で動画があげられているので、基礎からよく試験で出る疾患までサクッと勉強しやすいところもオススメできるポイントです。
3:3秒で心電図を読む本
病院実習中、後期研修医の先生にオススメされた本です。実はタイトルに惹かれて中古で買っていたのですが、実習の頃には本棚の肥やしになっていました笑
なぜ肥やしになっていたかというと、この本は心電図はどういう原理でこういう波形になっているか、という基礎が書かれている本ではなく、心電図のどこを中心に読むべきかを書いてある本だったからだと思います。
勉強が進み、たくさん心電図を国家試験問題や実習中に見た後で読むと、とてもいい本だということがわかりました。
上級医の先生方がどこをみているのか知るのに最適な本だと思います。心電図って複雑に見えるけれど、読むところってこんだけで十分なんだ、ホッってなれます。ただ全くの初学の人には難しいと思うので、しっかり基礎を1、2で詰めてから最後に読むと効果がでると思います。
こんな感じでしょうか。ちなみにまだ心電図の問題がくるとビビってしまう私ですが、おかげ様で全くわからないよ、ちんぷんかんぷんよーという感じではなくなりました。
心電図で一番大切なのは、各誘導が、心臓をどこからみた場合の電気の流れを表しているのかを理解することだと思います。あとはどこを重点的に見たらいいのかわかること。
心電図の本はちまたにあふれているけれど、その基礎が書かれていて、なおかつわかりやすい本はここに挙げた2冊がピカイチだと私は思っています。他にオススメの本があればぜひ教えて欲しいです‥!
すこしでも困っている人の助けになれたなら嬉しいです。それでは。