医学生と、本棚

医者4年目(後期研修医(専攻医))がゆるく書いてるブログ。(ゆったり更新中)

足 を読んで。【二宮敦人】

 

足

 

 

自分でストーリーを作るべきなのだ。

与えられるだけの人間になってはならない。

 

君は支配されてはならない。

神と論理すら内包する、最上の存在としてふるまうべきだ。

 

 

理由は特にないけど、

好きなものって、ありますか。

 

好きすぎて、切り落としてでも、飾っておきたいくらい、

魅力的な、何か。

 

 

ただただ何時間も見つめていても飽きないし、

いろんな角度から眺めて、

お部屋にも飾っておきたいくらい、

お気に入りの、何か。

 

 

 

自分の一部を、捧げてもいいほどの人は、

いますか。

 

それを失ってしまったら、

その後の自分の生活が、

不自由になるとわかっていても。

 

 

 

守りたい、狂おしいほど、愛している人は、

いますか。

 

優しい嘘をついてでも、

健やかに生きる道を歩んで欲しいと思う、存在が。

 

 

3人の親子、

それぞれが書いたとも取れるけど、

 

実は全てが、本当の意味での物語、ただの一人芝居とも取れてしまう。

 

 

猟奇的と思いきや、感動的。

解釈が色々できてしまう、

 

不思議な、不思議な、お話でした。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

Twitter でたなかケフィアだよさんが呟いていた、”足”

気になったので、読んでみました。

 

最初は、ほ、ホラー?って感じでかなり怖い入りなのですが、登場人物が増え、

物語が進むにつれて、だんだんと謎が明かされていきます。(でも解釈によっては、謎は深まるばかり‥)

 

、だけでこんなに書けてしまうってホントにすごいです。

 

私は、”最後の秘境 東京藝大”で、二宮先生の奥さまが

東京藝大出身というのを知っていたので、

もしかしたら、

 

彫刻で作ったような足とか、手とかを、回したり

いろんな角度で見ている奥さんの姿を見て、

思いついたお話なのでは??って勝手に思いました。笑

 

 真相はいかに‥。

 

すぐ読めてしまうので、何か読みたくなった時、オススメです。

 

 

 

自分でストーリー、作れるように、なろう。

 

それでは今日も読んでいただき、ありがとうございました。