医学生と、本棚

医者4年目(後期研修医(専攻医))がゆるく書いてるブログ。(ゆったり更新中)

イダジョ!(医大女子)を現役女子医大生が読んでみた。【リアル医学生の生活、恋愛、結婚】

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イダジョ!  医大女子

イダジョ! 医大女子

 

 

イダジョ!という現役女子医学生であれば気になってしまう、

タイトルに惹かれ、読んでみました。

 

作者さんは、史夏ゆみさん。

早稲田卒で、教師など職業を点々とし、脚本執筆などされている方で、

なんと、今作品がデビュー作のようです。

 

エンターテイメントで読む分には、にまにましちゃう、妄想したら楽しすぎる展開で面白く、医学生の6年間でどういうことをするのかをわかりやすく描かれていたので、とても良かったです!

 

でも、急展開に次ぐ急展開がなかなかに多く、登場人物の発言に、とげとげしたものが多いなと感じてしまって、このお話がリアルな女子医学生を描けているかと聞かれると、うむむむ‥というのが正直な感想でした。

 

しかしですね、女子のしかも学生が主人公の、キャッチーな小説っていうと、皆無でして‥

“イダジョ(女子医大生)”に、着目していただけただけでも、私は嬉しかったのです!

 

設定が私立大学っていうのも、地方国立大学に通う私からしたら、未知なる世界過ぎたのかな笑 うーん。

 

というわけで、今日は、

リアル、イダジョ!(国立医学部女子大生)である、私の視点から、

気になる(であろう)医学生”について、ちょっと書いてみようと思います。

 

 

医学生ってどんな人の集まり?

オタクで真面目なメガネをかけた人が多いイメージ、あると思うのですが、意外に少ないです。

私の周りは、要領のいい、程よく真面目、見た目は普通の大学生、というタイプが一番多い気がします。(そういう人、留年しないからかな)運動部系の部活に入っている人の中には、プロテインとゆで卵生活をしているマッチョの体育会系も多い気がします。

ちゃらい人、ギャル、色々な意味でヤバい人、性格がきつめの人も、ちょこちょこ、います。

面白い人、ちょっと変な人の割合が多いのも、特徴かもかもしれないですね。(趣味、部活に没頭していたり、キャラが濃かったり‥)

留年生も、ちらほら、普通にいます。

 

あと、再受験生や学士さんといって、他の学部を卒業後、医学部に入り直した人(ハイスペックな努力家!)もいるので、年齢や背景含め、様々な人が多いです。(既婚で2児のパパとか、アメリカの大学をでているとか‥)

 

なので、話を聞いてみると、非常に、面白い人が多いと思います。

 

 

医学生とお金

これは、国立医学部私立医学部かで、かなり違ってくると思います。

 

私は、地方の国立医学部に通っている身なのですが、父親は色々あって運ちゃん、そして母は自営業と、まあ、お金がある方ではないです。親戚のおかげもあり、奨学金などはもらわないで、なんとかやってはいけているのですが‥。

同級生の多くが、なんらかの奨学金をもらっていたり、将来働く病院を決める代わりにその病院からお金を出してもらう制度を利用して、学費や生活費をそこからまかなっています。

母子家庭だったり、となかなか金銭的に大変な人もいます。

もちろん、超絶ボンボンやお嬢様もいて、毎月のお小遣いが、私の前期の学費くらい、車や財布が、全て有名ブランド、そして毎月自由に旅行!という人もいますけどね!

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対して、私立医学部は、本当にお金持ちが多いイメージです。まず入学金、授業料からして、私たちとは桁が違います。恐ろしい‥。でもその分だけ国からお金を出してもらっているのですよね、国立医学部に通う私たちは。本当に、感謝しております。

あと本試験で落ちて追試になると、自動販売機で試験を受けるための券を購入するそうなのですが、それがまた高額!だそうです。留年したら、本当にシャレにならないというのも聞きました。

サラリーマン家庭だと本当に、本当に、大変なのかもしれないですね。奨学金や学生ローンで、まかなえるのでしょうか。うむむむむ‥

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医学生の恋愛事情

大抵は学部内恋愛だと思います。

相手は、だいたい同級生、後輩、先輩、それか、同じ学部でも看護学科の学生さん。なので、学年によっては、ドロドロしている‥という噂も聞くし、付き合ったり別れたりすると、すぐに噂が広まることも。

ドラマみたい、この本みたいな女子医学生と10歳程上のイケメン外科医っていう組み合わせはうーん、あるのかなあ。本当にあったら、にまにま、しますけども!!

 

少数ですが、相手が、高校や予備校の同級生で、医学部と関係のない人であることもあります。(私はそのパターンです)そういう人は、相手がもう働いていることも多いので、学生のうちに、結婚することも多いです。

 

医学生の結婚事情

結婚のタイミングが難しいという問題は、一生つきまとうかもしれないです。

何しろ6年間もの長期間で学生、かつ、働いたら忙しいので。

 

学生のうちにする人、卒業してすぐする人、研修医のうちにする人など‥さまざまですが、どれもメリット、デメリットがあり、丁度いいタイミングってなかなかないのです。

 

女子医学生として、かなりシビアな問題なのですが‥

女医さんは、既婚、結婚するも離婚、生涯未婚の割合が、丁度3分の1ずつ、らしいのです。男性医師の生涯未婚率は1桁のようですが‥。うん、ずるい。ナースさんはモテるのになあ。 

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女医さん、モテない、結婚難しい問題を、イダジョ!で、ぜひとも取り上げて欲しかったです笑 切実です。

 

研修医になって書いたリアルなお話。

otnika301-703.hatenablog.com

 

 

 追記:

編集の方が読んでくださったようです! 

 第二弾、楽しみにしましょう!

 

 

今日は、私から見た、リアルな“医学生を書いてみました。

基本は、その辺にいる大学生と何も変わらないと思います。

 

何気なく、電車に乗っていて、

あなたの隣にいるのは、

 

もしかすると、“未来のお医者さん”かも。

 

 

 

 

 

 

 

少しでも、イダジョ!&イダ男子!笑

を身近に感じてもらえたら、嬉しいです。

 

それでは、今日も読んでいただき、ありがとうございました!

 

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